自己学習用心理学日記

このブログは心理系大学院を目指す学部生の自己学習用のまとめ記事です。正しいことを書いているつもりですが教育を目的としていないため、学習の参考にはしないでください。訂正等のご意見はお待ちしております。

21. てんかん

今回は、精神症状の一つ、てんかんについて書いていきます。

 

てんかんとは、脳の神経細胞 (ニューロン) の過剰放電・発火が原因であるとされ、全身や身体の一部にひきつけや痙攣が起こる症状です。

大発作…突発的に、または前兆に続き全身のひきつけや痙攣が起こり、意識を喪失する。

小発作…身体の一部にひきつけや痙攣が起こり、一時的に意識を失う。

 

診断は、脳波検査と発作のの臨床像から行われます。脳波に関してはてんかんに特徴的な棘波、鋭波が記録されるのが特徴です。

また、脳に器質的な異常がみられる場合には症候性てんかん。脳に器質的な異常がみつからず原因不明のものが持発性てんかんと分類されます。

 

治療には抗てんかん薬が用いられ、この薬により症状を抑えることが可能になります。

 

キーワード

大発作、小発作、棘波、鋭波、症候性てんかん、持発性てんかん、抗てんかん

 

あとがき

正直、症状のイメージが難しく、あまり理解できていないような気がします…

次回は、ソンディ・テストについて書いていきます。

 

20. P-Fスタディ

今回は心理検査の一つ、P-Fスタディについてです。

 

P-Fスタディ (Picture-Frustration Study) は、Rosenzweig,S. (ローゼンツヴァイク) の欲求不満耐性理論に基づき考案された投影法の検査であり、二人の人物が描かれた24枚のイラストから成ります。様々なフラストレーションを感じる場面や相手の発言に対し、もう一人の人物 (自分) がどのように答えるかを記入するものです。

 

設問は、フラストレーションの原因が他者にある自我阻害場面と、原因が自己の内部にある超自我阻害場面の2種が存在します。

 

回答により回答者のアグレッションの型と方向を測定し、その組み合わせにより9っの反応を判定します。

アグレッションの方向…他責、自責、無責

アグレッションの型…障害優位型、自我防衛型、欲求固執

方向×障害優位…他責逡巡反応、自責逡巡反応、無責逡巡反応

方向×自我防衛…他罰反応、自罰反応、無罰反応

方向×欲求固執…他責固執反応、自責固執反応、無責固執反応

 

結果の分析には次のような方法があります。

場面別評価記入欄…各場面の反応後を評価する。

GCR…一般にみられる反応にどのくらい合致しているかを判定する。

プロフィール欄…どの反応型が優位かを判定する。

超自我因子欄…責任転嫁や攻撃性主張などを判定する。

反応転移欄…前半と後半の反応の流れを判定する。

 

キーワード

Rosenzweig,S. (ローゼンツヴァイク)、自我阻害場面、超自我阻害場面、アグレッションの方向、他責、自責、無責、アグレッションの型、障害優位型、自我防衛型、欲求固執型、〇逡巡反応、〇罰反応、〇固執反応

 

あとがき

心理検査は細かいところまで覚えるとなると一つのものにかなりの時間を費やさなければなりませんね。

次回は、てんかんについて書いていきます。

19. 脳波の種類と睡眠段階 (REM睡眠~急速眼球運動)

今回は脳波の種類と睡眠について書いていきます。

 

脳波は脳の活動状況、覚醒水準により大きくδ、θ、α、β波の4っに分けられます。

 

δ波…0.5~4Hz未満であり、乳幼児、意識障害、深い睡眠の状態で発生します。

θ波…4~8Hz未満であり、小児、知的障害、集中作業時、まどろみ状態に発生します。

α波…8~13Hz未満であり、閉眼安静時に発生します。

β波…13Hz以上であり、精神活動時に発生します。

なお、α波よりも遅い脳波を徐波、α波よりも速い脳波を速波と呼びます。

 

てんかんの症状をもつ患者の場合には、棘波という特徴的な脳波がみられ、脳波計 (EEG) により測定されます。

 

次に、睡眠についてです。

睡眠においても脳波が深く関わっており、入眠への段階はREM睡眠とNon-REM睡眠、さらにNon-REM睡眠は脳波の速度によりいくつかの段階に分けられます。

REM睡眠…急速眼球運動、抗重力筋の緊張の消失

Non-REM睡眠段階1…まどろみ状態。α波にθ波が混入し始める。

段階2…軽い睡眠状態。θ波からδ波がみられる。

段階3…中程度の睡眠状態。δ波が20~50%

段階4…深い睡眠状態。δ波が50%以上になる。

 

REM睡眠 (Rapid Eye Movement) では、眼球が水平に素早く動く他 (急速眼球運動) 、交感神経が優位に活動し、体は休んでいるのに脳は働いているという状態になります。

そのため、REM睡眠は逆説睡眠とも呼ばれます。

 

キーワード

δ・θ・α・β波、徐波、速波、棘波、REM睡眠、Non-REM睡眠、急速眼球運動、逆説睡眠

 

あとがき

次回は、心理検査の一つ、P-Fスタディについて書いていきます。

 

18. 統合失調症

今回は精神疾患の一つ、統合失調症についてです。

 

統合失調症の症状は、陽性症状と陰性症状に分けられます。

 

陽性症状とは、妄想・幻覚などの症状のことです。

妄想の内容は人により異なりますが、被害妄想や注察妄想など。なかには自分が地球を支えているという妄想に捉われ、一日の大半は地面に手をつき過ごさなければならないという人もいます。

 

陰性症状とは、情動消失・意欲の欠如・ひどくまとまりのない発話など、もともと持っていた能力がなくなってしまう症状のことです。

なかでも統合失調症は言葉のまとまりがなくなってしまう連合弛緩 (言葉のサラダと同義で覚えています) が特徴的で

「昨日パンが眠たいから池袋にビルは走る」といった、文章の構成自体は間違ったものではないものの、全く意味の通じない発話となってしまう症状が現れます。

 

統合失調症の原因は、神経伝達物質であるドーパミンの過剰分泌であるといわれていますが、はっきりとは分かっていません。

治療には、薬物療法SST認知行動療法が用いられます。

 

キーワード

統合失調症、陽性症状、妄想幻覚、陰性症状、連合弛緩、意欲の欠如、薬物療法認知行動療法ドーパミン過剰分泌

 

あとがき

次回は、脳波について書いていきます。

 

17. 研究法 (信頼性)

今回は、研究法における信頼性についてです。

主に質問紙法を用いる場合を想定して書いていこうと思います。

 

信頼性について簡単に説明すると「同一人物に何度同じ検査をしても同じ結果が得られるかどうか」という意味です。

信頼性と同時に語られることが多いものに、妥当性という言葉があります。

妥当性とは「きちんと測定したい内容が測定できているかどうか」という意味になります。

 

次に、検査の信頼性を確かめるための方法を紹介します。

「再検査法」とは、同一の検査を同一人物に施行し、同じ結果が得られるかどうか調べる方法です。しかし、質問を覚えてしまうことや練習効果により、異なる結果が出やすいという短所があります。

「平行法」とは、内容や難易度が同じと想定する二つの検査を用いて、それぞれの結果の相関係数を求める方法です。しかし、全く同一の内容の検査を作ることは不可能であるという短所があります。

 

これらは、検査が常に同じ内容のものを測定しているという検査自体の信頼性を確かめる方法であり、「測定内容の安心性としての信頼性」と呼ばれます。

 

「折半法」とは、一つのテストを半分に分け、分けた二つの相関係数を測定するものです。折半法での信頼性は、スピアマン―ブラウンの公式により求められます。

 

折半法では検査を二つに分けていますが、その組み合わせは幾通りも考えられます。

そこでクロンバック係数というものが存在します。

全ての組み合わせにおいて信頼性係数を算出し、平均したものをクロンバック係数 (α係数) と呼び、クロンバックの公式により求められます。

クロンバック係数は、項目数が多いほど、項目間の相関係数が高いほど高くなるという傾向があります。

 

論文などでαの記号が出てきたらクロンバック係数のことですね。

 

キーワード

信頼性、妥当性、再検査法、折半法、平行法、クロンバック係数α

 

あとがき

統計研究法の分野は自分を含め数学が苦手な人には辛い分野です…

次回は統合失調症について書いていこうと思います。

16. マスローの5段階欲求説 (欲求階層説)

今回は、Maslow,A.H (マスロー) の5段階欲求説について書いていきます。

 

マスローは、人間の欲求はピラミッド型の階層的構造を示しており、根底に生理的欲求、頂点に自己実現があるという階層欲求説を唱えました。

(テキストにより、5段階欲求説、階層欲求説、マスロー、マズローなど呼び方は曖昧です)

 

その構造は下から順に、生理的欲求、安全欲求、所属と愛の欲求、自尊欲求自己実現欲求の5つに分けられます。

 

生理的欲求とは、食欲、睡眠欲など生理的・本能的な欲求のことであり、階層の基盤となります。

安全欲求とは、その名の通り、自らの安全を求めるものであり、苦痛や障害を避けようとするもの。

所属と愛の欲求とは、社会的欲求ともいわれ、どこかに所属していたい、誰かに愛されていたいとされる欲求のこと。

自尊欲求とは、他者から尊敬されることを求める欲求のこと。

自己実現欲求とは、自らが持っている可能性を実現しようとする欲求のこと。

 

これら5つの欲求は下の欲求が満たされていない限り、上の欲求は満たされないとされていますが、必ずしもそうとは限らないといった批判もされています。

 

キーワード

Maslow,A.H、マスロー、階層欲求説、生理的欲求、安全欲求、所属と愛の欲求、自尊欲求自己実現欲求

 

あとがき

次回、時間がかかるかもしれませんが、信頼性と妥当性について書いていきたいと思います。

 

15. エリクソンの生涯発達理論

今回はErikson,E.H.(エリクソン)の発達発達理論についてです。

 

エリクソンは前回のフロイトの理論をもとに、個人の成長発達は生涯に渡るものと考え、ライフサイクル理論を提唱しました。

全8つある発達課題にはそれぞれ達成するべき課題があり、それを達成できなかった場合心理社会的危機に陥るとされています。

それらは以下のように分けられます。

 

乳児期 基本的信頼 vs 基本的不信感

幼児期 自律性 vs 恥・疑惑

遊戯期 自主性 vs 罪悪感

学童期 勤勉性・生産性 vs 劣等感

青年期 同一性 vs 同一性混乱

成人期 親密・連帯 vs 孤立

壮年期 生殖性 vs 停滞性

老年期 統合 vs 絶望

 

その中でも特に青年期の同一性 (アイデンティティ) を確立することが重要であるとされています。

これ、同一性を獲得することが課題であり、達成できなかった場合同一性混乱に陥るってことは分かるのですが細かいところはあまり…

それぞれ詳しい説明はこちらのブログが詳しいのではないかと思います。

http://www.chiikunote.com/entry/lifecycle

 

あとがき

なんとも勉強不足で理解が及ばず…

次回は、心理検査の妥当性・信頼性について書いていこうと思います。