自己学習用心理学日記

このブログは心理系大学院を目指す学部生の自己学習用のまとめ記事です。正しいことを書いているつもりですが教育を目的としていないため、学習の参考にはしないでください。訂正等のご意見はお待ちしております。

6. 古典的条件付けに基づく技法(系統的脱感作法~曝露反応妨害法)

今回は、古典的条件づけに基づく心理療法についてメモします。

 

「系統的脱感作法」とは、Wolpe,J.(ウォルピ)によって考案された、弛緩状態と不安状態を同時に経験することはできないという原理(逆制止)の元行われる心理療法の技法です。

 

まずは、不安を感じる場面を段階ごとに分けた不安階層表を用意します。

例えば高所恐怖症の場合、不安レベル10が階段の3段上に立つこと、20が一番上に立つこと、100がマンションの屋上から下を見下ろすといった具合に、不安を感じる段階に分け書き出します。

 

さらに全身をリラックスさせ(自律訓練法)階層表の低いものからイメージさせることにより、リラックスさせる状態と不安場面を条件付けます。

よって不安は感じなくなるという技法です。

 

系統的脱感作法はイメージにより条件付けを行いましたが、実際に不安場面に直面させる方法を「現実的脱感作法」といいます。

基本的には不安階層の低いものからさらしていきますが、階層の高いものから行う「フラッディング法」と呼ばれる方法もあります。

ただしフラッディング法は危険が伴うため行われることは少なく注意が必要です。

 

「曝露反応妨害法」とは、不安を軽減させようと起こる反応を、他者の手により妨害する方法です。一定期間止め続けると不安は徐々に減少するという考えにより行われます。

強迫神経症(何度も手を洗わなければ気が済まない等の症状)の治療を目的とされていましたが、近年では摂食障害の治療にも用いられています。

 

キーワード

系統的脱感作法、Wolpe,J.、不安階層表、自律訓練法、現実的脱感作法、曝露反応妨害法、

 

あとがき

次回は、今回の説明中に出てきた自律訓練法について